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「空室ゼロ」の、その先へ 日本一のホテルを目指したい

INTERVIEW 05

松井 克磨 Katsuma Matsui 別府温泉 杉乃井ホテル
ダイレクトマーケティング部
2009年入社

昔から知る杉乃井ホテルでウェブ関連の経験を活かしたい

杉乃井ホテルに入社する前は、東京でシステム系の会社に勤務していました。その頃、私は個人的に音楽活動をしていたこともあり、社内の新規事業として音楽系のウェブメディアを立ち上げ、一人でサイトの構築から運用まですべてを担当していました。数年間にわたって運営を行いましたが、音楽でビジネスを成り立たせることは簡単ではなく、別の道を考えるようになりました。
そこで、地元の大分にUターンしてウェブサイトの経験を活かせる仕事を探していたところ、昔からよく名前を知っていた杉乃井ホテルの募集を見つけて興味を持ちました。これまでとは異なる業種ですが、自分の経験を活かして成長できそうだと感じて入社を決めました。
入社当時の杉乃井ホテルは、今ほど広告展開にも力を入れていませんでした。そこでまず新聞広告などの紙媒体から広告展開を始め、それから徐々にインターネット予約の割合を増やし、販促活動の確立に尽力してきました。

ネットなどの広告を展開し常に空室ゼロを目指す

ダイレクトマーケティング部の主なミッションは、インターネットやその他の媒体を活用して販促活動を行い、より多くのお客さまを集客することです。電話やメールでのお問い合わせ対応、ブライダルフェアなどのポスターや新聞広告の制作など幅広い業務を行う部門ですが、その中でも私は主にインターネットを活用した集客に携わっています。
杉乃井ホテルでは、繁忙期や閑散期などに関わらず、常に空室のない「稼働率100%」を目指しており、私は予約状況を随時確認しながら価格やプランを検討し、空室が出ないように広告を展開しています。基本的には当日までに満室にしておくことが目標で、空室が出ればすぐにウェブサイトに広告を出し、お客さまからのお問い合わせがあればご案内できるように予約部門やフロントにも情報を共有します。稼働率100%を実現するには各部門との連携が不可欠です。
客室数に限りがある中でより高い売上を達成することは難しいのですが、仮説を立てて実行し、予算を超える売上を達成できた時には大きな自信を得られました。

稼働率100%に留まらずさらなるお客さま満足を追求する

マーケティングという観点から当ホテルの特徴をあげると、さまざまな方がいらっしゃるホテルなので、年代などで細かくターゲットを絞っていないこと、インターネット予約サイト経由よりも自社のウェブサイト経由での予約の方が多い点などがあげられます。こうした点は、実は他のホテルではあまり見られないことです。
私は今まで約10年にわたってダイレクトマーケティングに携わってきましたが、総支配人や上司から受けた影響は非常に大きいと感じています。以前、「百里を行く者は九十を半ばとす」という古代中国の言葉を教わったのですが、これは目標の9割まで来てようやく半分だと思えということ。私が当ホテルの稼働率100%を目指す上で、仕事の指針にしている言葉です。
10年前と比べると飛躍的にマーケティング手法が発展し、ほとんど空室がなくなってきた今、私がこれから目指すのはお客さま満足度のさらなる向上、そしてより高い予算の達成です。「日本一のホテル」と呼ばれるように、杉乃井ホテルの成長に貢献していきたいと思います。

One Day Schedule

ある1日の仕事
  • 出社、メールチェック、朝時点の宿泊予約受注状況を把握、前日に投稿された口コミをチェックする。

  • 社内ミーティングに参加。集客状況の報告を行う。

  • 課題を部門のメンバーに共有。集客プランを日毎に設定し、実行していく。

  • 昼食。

  • 集客のリアルタイムの状況を確認し、必要に応じてプランの修正をする。

  • 退社。

別府温泉 杉乃井ホテル

歴史ある日本有数の温泉地、別府八湯の観海寺温泉に位置し、別府湾を一望できる高台に建つ老舗の杉乃井ホテル。客室総数は647室、別府湾の絶景を楽しめる大展望露天風呂「棚湯」や、産地直送・旬の素材を生かしたバイキングレストランのほかにも、水着で楽しめる温泉プールなどのさまざまなアミューズメント施設を併設しています。

所在地
大分県別府市
URL
http://www.suginoi-hotel.com/

Profile

2009年中途入社。2004年に新卒で入社したシステム系の企業では、新規事業としてウェブサイトの立ち上げと運営に携わった。退職に伴って地元の大分にUターンし、杉乃井ホテルに入社。部門が新設されたばかりの時期からダイレクトマーケティング部を牽引してきた。

私は前職のウェブ関連の経験を活かしたいと考えて転職しましたが、思っていたようにはいかないことも多々ありました。しかし想定外のこともあるから、やりがいがあり、自身としても成長できたと感じています。新しい環境に挑戦する時には不安や迷いもあると思いますが、ぜひ一歩を踏み出してほしいと思います。