ニュースリリース

世界自然遺産の小笠原諸島の海から今年もやってくる!
アオウミガメの赤ちゃんを10月2日(土)から一般公開


~小笠原村との保全活動として、1年間お預かりして大切に育てます~

2021年09月28日

すみだ水族館

すみだ水族館(所在地:東京都墨田区、館長:中村 雄介)は、2021年7月20日(火)に小笠原で生まれたアオウミガメの赤ちゃんを、サンゴ礁エリア「ウミガメ水槽」にて10月2日(土)より一般公開しますのでお知らせします。

img_20210928_2_1.jpg小笠原で今年生まれたアオウミガメの赤ちゃん

当館は、2012年の開業時より東京都小笠原村と提携し、絶滅危惧種アオウミガメの保全活動に参画しています。その活動の一環として、小笠原で生まれた赤ちゃんを、外敵に襲われにくい大きさまで当館で約1年間大切に育て、故郷の海へ放流する活動を行っています。昨年お預かりした2匹のアオウミガメは、1年間で甲長が約9cmから約23cmに成長し、本年も10月以降に飼育スタッフの手で小笠原の海に還します。

「ウミガメ水槽」では、アオウミガメの赤ちゃんが水中を過ごすようすや、ゴハンを食べるようすを間近で観察できます。水槽の壁面には、赤ちゃんの毎日の甲長・体重などの測定データ、成長グラフ、飼育スタッフの手描きの観察メモなどをパネルで掲示します。

成長の過程を見守っていただくことで、アオウミガメの育つ小笠原の豊かな自然や保全活動を知るきっかけになっていただければと思っております。

今年お預かりする7月に生まれた赤ちゃん2匹の名前は、10月上旬に館内や公式ウェブサイト、SNSでの発表を予定しています。

アオウミガメの赤ちゃんは成長が早いため、水族館を訪れるたびに大きさや顔つきが変わっていきます。成長を見守り、何度も会いに来たくなるような展示をお楽しみください。

「アオウミガメの赤ちゃん」一般公開 展示概要

1.展示について

展示期間 2021年10月2日(土)~2022年8月下旬予定
展示場所 6階 サンゴ礁エリア「ウミガメ水槽」
展示内容 今年の7月20日に小笠原で生まれた、甲羅の長さが約10cmのアオウミガメの赤ちゃん2匹を迎え、小笠原の海に還すまでの約1年間「ウミガメ水槽」で公開します。水槽では赤ちゃんがゴハンを食べるようすを間近で見たり、飼育スタッフの飼育メモと見比べながら、赤ちゃんの1年間成長を見守ってください。
※いきものの体調などにより展示内容は予告なく変更する場合があります。

img_20210928_2_2.jpgアオウミガメの赤ちゃんたち

2.放流のようすを館内にて放映

展示日程 2021年10月9日(土)~
展示場所 インフォメーション横 館内モニター
展示内容 アオウミガメは、約1年間飼育することで体が大きくなり、外敵に襲われるリスクが下がります。昨年9月13日から約1年間すみだ水族館で過ごし、甲羅の長さが約9cmから約23cmに成長した「コペペ」を、10月5日(火)に故郷である小笠原の海へ放流する際のようすを撮影し館内で放映します。成長を見守っていただいた多くのお客さまに、大海原に還っていく「コペペ」の姿をお届けする予定です。
※ジョンは右上腕骨の骨折で治療中のため、完治し次第、飼育スタッフが小笠原の海に還しにいきます。

img_20210928_2_3.jpg小笠原の海に還るようす

<備考>常設展示「小笠原大水槽」

東京都唯一の世界遺産である小笠原の海を再現した大水槽「小笠原大水槽」では、小笠原からやってきた約45種450点のいきものたちをご覧いただけます。国内の水族館で唯一、小笠原で生まれたシロワニをご覧いただけるほか、小笠原独特の濃く、深く、どこまでも青く透き通った海の色「ボニンブルー」を再現する照明演出を行っています。
※日本動物園水族館協会登録より

img_20210928_2_4.png小笠原大水槽

<この取組について>

2011年6月に世界自然遺産に登録された小笠原諸島は、国内最大のアオウミガメの産卵地であり、現地での保全、放流活動が行われています。すみだ水族館は小笠原の活動に賛同し、お客さまにアオウミガメの赤ちゃんのかわいらしい姿や希少性をお伝えるため、アオウミガメの赤ちゃんをお預かりして約1年間育て、小笠原諸島の海へ放流する活動を行っています。例年は水族館飼育スタッフが小笠原までウミガメの赤ちゃんをお迎えに行きますが、今年は、小笠原村立小笠原小学校5年生のみなさんが赤ちゃんを測定して送り出してくれました。また現在2匹の赤ちゃんの名前を考えていただいており、10月上旬に館内や公式ウェブサイト、SNSでの発表を予定しています。
※小笠原村が所有する小笠原海洋センターでウミガメの保全活動を行っている認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャーが主催する、ウミガメジョイントブリーディングプログラム。

img_20210928_2_5.jpg世界自然遺産 小笠原諸島

<アオウミガメについて>
アオウミガメはIUCN(国際自然保護連合)及び環境省により絶滅危惧種としてレッドリストに登録されています。
小さい頃は雑食性ですが大きくなると主に海藻や海草を食べ、甲羅の大きさが最大約100cm、体重約200kgまで成長します。
毎年春から夏にかけて浜辺で産卵し、約2か月後に孵化します。一度に100個以上の卵を産みますが、1年以上生きられるものはごくわずかで、成熟するまでには約40年かかると言われています。

施設概要

施設名称 すみだ水族館
英名 SUMIDA AQUARIUM
運営会社 オリックス不動産株式会社(本社:東京都港区、社長:深谷 敏成)
運営業務受託会社 オリックス水族館株式会社(本店:東京都港区、社長:似内 隆晃)
館長 中村 雄介(なかむら ゆうすけ)
開業日 2012年5月22日(火)
場所 東京都墨田区押上1-1-2
東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F
営業時間 平日:午前10時~午後8時 土日祝日・特定日:午前9時~午後9時
※当面の間、平日午前10時~午後8時、土日祝日:午前9時~午後8時
※入場受付は閉館の1時間前まで
※季節による変更あり
※気象状況および貸切営業等により営業時間を変更する場合あり
休館日 なし(年中無休)
※水族館のメンテナンスやイベント等による臨時休業あり
公式ホームページ http://www.sumida-aquarium.com
料金(消費税込み) 【個人のお客さま】
大人 高校生 中・小学生 幼児(3歳以上)
一般料金 2,300円 1,700円 1,100円 700円
※中学生、高校生の方は、チケット売り場で生徒手帳の提示が必要。
※障がい者手帳をご提示の方とご同伴の方(1名)は、一般料金の半額。
年間パスポート 4,600円 3,400円 2,200円 1,400円
※中学生、高校生の方は、チケット売り場で生徒手帳の提示が必要。
※障がい者手帳をご提示の方は、年会費が半額。
【団体のお客さま】
一般団体(20名以上) 2,070円 1,530円 990円 630円
学校団体
※引率の教員の方は無料(一部上限あり)
保護者 高校生 中・小学生 園児(0歳から有料)
1,380円 1,020円 660円 420円
※学校の行事としてのご入場に際しての適用
アクセス ・東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー」駅すぐ
・東武スカイツリーライン・東京メトロ半蔵門線・京成押上線・都営地下鉄浅草線「押上(スカイツリー前)」駅すぐ
※当館には専用の駐車場はございません。東京スカイツリータウンRの駐車場(30分ごとに350円(税込み))をご利用ください。
備考 ・全館禁煙
・給湯シンクを備えた授乳室(計2カ所)
・おむつ替えコーナー(計8台)
・盲導犬などの介助犬の同伴可能

お問い合わせ先

すみだ水族館 広報チーム/山口・鷲田・大橋
■TEL:03-5619-1284 ■MAIL:press-sumida@orix-aqua.co.jp

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