ニュースリリース

成長を見守り、未来へつなぐ
「鴨川の主、オオサンショウウオ」がオープン!


~幼生10匹と幼体1匹を展示開始、個体を見分ける斑別帳も設置~

2022年09月09日

京都水族館

京都水族館(所在地:京都市下京区、館長:松本 克彦)は、2022年9月9日(金)の「オオサンショウウオの日※1」より、「京の川」エリアにオオサンショウウオの魅力をさらに伝える展示コーナー「鴨川の主、オオサンショウウオ」をオープンしますのでお知らせします。

img_20220909_1.jpgオオサンショウウオ幼生展示はじまる img_20220909_2.jpg「鴨川の主、オオサンショウウオ」入口(イメージ)

京都水族館は、2012年の開業以来、鴨川でのオオサンショウウオの生息調査に協力し、保護した個体の展示や、鴨川水系における外来種と在来種との交雑問題について発信をしています。また、本年より京都市の文化市民局文化財保護課、京都大学西川研究室と連携し、幼生から交雑個体を飼育し、その成長を記録しています。

これまでの飼育や研究を生かし、京都の鴨川で生まれたオオサンショウウオの成長を来館した皆さまと共に見守り、未来につないでいけるよう、開業10周年を機に新しい展示を企画しました。

本企画では、これまで一般公開をしていないオオサンショウウオの幼生10匹と幼体※21匹(交雑個体)の常設展示を開始します。また、鴨川における交雑問題や、在来種、外来種、交雑個体のからだの特長を紹介します。オオサンショウウオが好む岩穴の狭く暗い空間を演出した在来種の展示近くでは、オオサンショウウオの食性、季節の行動変化など生態を解説するパネルの展示や、捕食するカワムツなど約5種類のいきものを展示します。

また、新展示を記念し、えらが特長的なオオサンショウウオ幼生の形のマシュマロを浮かべた「ひょっこり!オオサン幼生ピンクレモネードソーダ」を期間限定で販売します。

京都水族館は、これからもオオサンショウウオなどのいきものを通して、いきものの楽しさや面白さ、身近な自然環境と生物多様性の大切さを発信していきます。

※1オオサンショウウオの姿が数字の「9」に似ていることや、繁殖のため9月ごろにオオサンショウウオの活動が活発になることから、9月9日を「オオサンショウウオの日」として、京都水族館が2018年4月に一般社団法人 日本記念日協会へ申請し、認定されました。
※2幼生、幼体の展示数は変更となる場合があります。当館では変態前でえらがある個体を幼生、変態後で体形は成体と同じに見えるがまだ繁殖能力がない個体を幼体と表記します。いずれも交雑個体のオオサンショウウオを展示。

「鴨川の主、オオサンショウウオ」新展示コーナー概要

■川の中の岩穴を模した空間に在来種を展示
オオサンショウウオは清流の中流域から上流に生息し、岩の間など、狭くて暗いところを好みます。生息環境を感じ取っていただけるよう川中の岩穴を模した一角を設け、岩穴の奥にあたる中央にオオサンショウウオ(在来種)の水槽を配置しました。水槽の周囲の壁面では、からだや骨格の特長、生息環境や季節の行動変化、狩りの特長などを解説します。また、生態系の例としてオオサンショウウオが捕食するいきもの5種を展示します。

展示生物 オオサンショウウオ(在来種)1頭、サワガニ、アメリカザリガニ、カワムツ、ドジョウ、タガメ
※展示生物は予告なく変更する場合があります。
img_20220909_3.jpg在来種水槽周辺の展示(イメージ) img_20220909_4.jpgオオサンショウウオ(在来種)

■交雑個体の成長を見守る幼生・幼体展示
多数のオオサンショウウオ(交雑個体)が積み重なるようすが人気の展示水槽の対面に、オオサンショウウオ幼生と幼体(いずれも交雑個体)の水槽を並べ、その特長と成長の記録を展示します。また、鴨川における交雑問題と在来種、外来種、交雑個体の特長についてイラストを使って紹介します。両生類最大級と言われるオオサンショウウオの成体からは想像がつかない、小さな幼生や幼体の姿を観察してください。

img_20220909_5.jpg幼生・幼体と交雑問題に関する展示(イメージ)
展示生物 オオサンショウウオ幼生(交雑個体)10匹
オオサンショウウオ幼体(交雑個体)1匹
※展示数、展示生物は予告なく変更する場合があります。
img_20220909_6 .jpgオオサンショウウオ幼生
(交雑個体)
img_20220909_7 .jpgオオサンショウウオ幼体
(交雑個体)

そのほか企画概要

■交雑個体の見分け方を紹介する"斑別帳(はんべつちょう)"を新たに設置
体長1メートルを超えるその大きさに注目が集まる約15頭を展示する交雑個体は、からだの大きさや斑(まだら)の模様がそれぞれ異なります。交雑個体の成体を展示する水槽の近くに、一部の個体について、見分け方となる特長と体長・体重などを紹介するパネルを新たに設置します。食事の姿や体型や顔の特長など、飼育スタッフがコメントした斑別帳(はんべつちょう)の内容を参考に、個体の違いを観察しながらお気に入りのオオサンショウウオを楽しみながら探してください。

img_20220909_8.jpg斑(まだら)で見分ける斑別帳(イメージ)
展示場所 交雑個体の成体展示水槽横

■新展示コーナーオープンを記念したドリンクが登場!
「ひょっこり!オオサン幼生ピンクレモネードソーダ」

爽やかな味わいのピンクレモネードソーダに、えらが特長的なオオサンショウウオ幼生の形のマシュマロを浮かべました。底に入ったレモン味のクラッシュゼリーを混ぜて一緒にお召し上がりください。金魚鉢型の容器はお持ち帰りいただけます。

img_20220909_9.jpgひょっこり!オオサン幼生
ピンクレモネードソーダ
販売場所 「かいじゅうカフェ」
販売価格 1,030円(税込み)
販売期間 9月9日(金)~11月30日(水)

施設概要

施設名称 京都水族館
英名 KYOTO AQUARIUM
運営会社 オリックス不動産株式会社(本社:東京都港区、社長:深谷 敏成)
運営業務受託会社 オリックス水族館株式会社(本店:東京都港区、社長:似内 隆晃)
館長 松本 克彦(まつもと かつひこ)
開業日 2012年3月14日(水)
場所 京都市下京区観喜寺町35-1(梅小路公園内)
営業時間 午前10時00分~午後6時00分
※一部の土・日・祝日・特定日は午後8時00分まで
※入場受付は閉館の1時間前まで
※日による変更あり。詳細は、営業カレンダーをご覧ください。
※気象状況および貸切営業等により営業時間を変更する場合あり
※入館には人数制限を設けており、混雑状況により整理券を配布させていただく場合がございます。
休館日 なし(年中無休)※水族館のメンテナンスや気象状況による臨時休業あり
公式ウェブサイト https://www.kyoto-aquarium.com
料金(税込み) 【個人のお客さま】
大人 高校生 中・小学生 幼児(3歳以上)
一般料金 2,200円 1,700円 1,100円 700円
※中学生、高校生の方は、チケット売り場で生徒手帳の提示が必要。
※障がい者手帳をご提示の方とご同伴の方(1名)は、一般料金の半額。
年間パスポート 4,400円 3,400円 2,200円 1,400円
※中学生、高校生の方は、チケット売り場で生徒手帳の提示が必要。
※障がい者手帳をご提示の方は、年会費が半額。
【団体のお客さま】
一般団体(20名以上) 大人(大学生含む) 高校生 中・小学生 幼児(3歳以上)
2,000円 1,500円 1,000円 600円
学校団体
※引率の教員の方は無料(一部上限あり)
大人(大学生・保護者含む) 高校生 中・小学生 幼児(0歳から有料)
1,300円 1,000円 700円 400円
※学校の行事としてのご入場に際しての適用
アクセス <徒歩の方>
・「京都」駅中央口より西へ徒歩約15分
・JR山陰本線「梅小路京都西」駅より東へ徒歩約7分
<バスをご利用の方>
・「京都」駅より、京都市バスで約8分「七条大宮・京都水族館前」下車、京阪京都交通で約5分「七条大宮・京都水族館前」下車、または西日本JRバスで約5分「七条大宮・京都水族館前」下車、土日祝は「東寺・梅小路エクスプレス」が運行
・阪急「大宮」駅より、京都市バスで約8分「七条大宮・京都水族館前」
・阪急「桂」駅より、京阪京都交通で約16分「七条大宮・京都水族館前」
・京阪「七条」駅より、京都市バスで約14分「七条大宮・京都水族館前」
・地下鉄・JR「二条」駅より、京都市バスで約13分「七条大宮・京都水族館前」
備考 ・全館禁煙
・給湯シンクを備えた授乳室(計3カ所)
・おむつ替えコーナー(計8台)
・盲導犬などの介助犬の同伴可能

お問い合わせ先

京都水族館 広報チーム/住本・藤原・白土
TEL:075-354-3116 MAIL:press-kyoto@orix-aqua.co.jp

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