私は子どもの頃から生き物や海の生物が大好きでした。中学生の頃には「いつか生き物に携わる仕事に就こう」と心に決め、生物系の学部がある大学に進学しました。すみだ水族館に初めて来館したのは、大学2年生のときのことです。その現代的できれいな空間にとても感動したことを鮮明に覚えています。その際に運営スタッフのアルバイト募集を見つけて応募したことが、いまの私に繋がっています。
その後、飼育補助アルバイト募集に応募し、「いきもの」と「人」の両方を大事にする温かな社風の中で、さまざまな経験を積むことができました。就職活動の際は他の水族館も見て回ったのですが、働いているスタッフの人柄の良さや施設の雰囲気、お客さまとコミュニケーションの多さなどを比較して、「やっぱりここでもっと成長したい」という思いを再確認し、入社を決めました。
現在は主に約700匹に及ぶクラゲの飼育を担当しています。アルバイト時代は飼育の補助作業が業務の中心でしたが、現在はクラゲにとっても良い環境で、お客さまにも喜ばれる最適な展示方法や育成計画を考えて、5名のチームメンバーの中でも中心的な役割を担っています。クラゲはとても繊細で、種によってゴハンや適切な水温が異なるため、きめ細かな飼育を心がけています。