事業を通じた社会課題への貢献

「脱炭素化」「環境配慮」「安全・安心・快適性」「地域共生」の4つの重点キーワードに対する取り組みをご紹介します。

脱炭素化

エネルギーの効率化や省エネ施策などを実施し、CO2削減を図る取り組みを行います。

環境認証取得:LEED/CASBEE

オリックス不動産は環境性能の高い不動産開発を行っています。開発したビルや物流施設は、環境性能評価であるLEED※1やCASBEE※2で高い評価を取得しています。
2020年8月開業の「クロスゲート金沢」は、世界の交流拠点都市を目指す金沢の玄関口に位置し、2つのホテル、商業施設、分譲マンションで構成された複合施設です。高い環境性能を実現し、当施設全体で「LEED ND(近隣開発)」、施設の中核である2ホテルで「LEED NC(現LEED BD+C、建築設計および建設)」のシルバー認証を得ました。フルサービスホテルでの「LEED」の認証は日本初となります。前面道路の歩道化と合わせた一体的な開発、新たな歩行者空間の創出、屋上庭園などのオープンスペースの確保、節水型衛生器具の採用などの水資源・エネルギー効率の最適化などが評価されました。

  1. 1米国グリーンビルディング協会が所管する環境性能評価指標であり、エネルギー効率に優れ、持続可能な建築物の世界的な普及を目的としています。「LEED-CS」は合計5つの評価カテゴリーと2つのボーナスカテゴリーに属する50余りの評価指標があり、各指標の合計値で評価が行われています。
    「LEED」について(一般社団法人グリーンビルディングジャパンホームページ)
  2. 2CASBEE(建築環境総合性能評価システム):建築物の環境性能で評価し格付けする評価システムです。省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価し、「S」「A」「B+」「B-」「C」の5段階で格付けしています。
    「CASBEE」について(一般財団法人建築環境・省エネルギー機構ホームページ)

電気自動車充電サービス「WeCharge」設置

電気自動車(EV)の世界的普及が加速する中、当社運営の旅館・ホテルにおいてもEVオーナーが安心してご利用いただけるよう順次導入を進めています。
【導入施設】会津・東山温泉 御宿 東鳳

ZEH-Mの取得

ZEH-Mとは、断熱性能や高効率設備・システム導入により省エネ性能を上げることで快適な室内環境を保ちつつ、電気・ガスの大幅な省エネを実現するマンションです。大京および穴吹工務店は、住まう方の心地よさを追求したZEH-Mを推進するため、「快適で健康的な暮らし」「省エネで家計にやさしい暮らし」「地球の未来を考えた暮らし」に配慮した、「人にも、地球にも優しい暮らしの新基準」を策定しています。

完全人工海水

京都水族館とすみだ水族館は、人工海水製造システムにより、国内で初めて※1水槽内の水の完全人工海水※2を実現しました。内陸型の水族館の課題であった、大型車両による海水運搬時に発生するCO2の発生を抑え、さらに年間を通して一定の水質を維持することが可能になりました。

  1. 1国内初は京都水族館。次いで国内2番目はすみだ水族館
  2. 2淡水は除く

リノベーションマンション

「ストック住宅を再生することにより、持続可能な社会に貢献する」
大京穴吹不動産では、住宅を買い取り、設備や内装などを改修し、販売するリノベーションの事業ブランド「Renoα(リノアルファ)」を展開しています。
「Renoα(リノアルファ)」には、中古住宅に対する不安を少しでも取り除き、さらにプラス α の価値をお届けするという思いを込めており、仕入れ品質・プランニング品質・施工品質・アフターサービス品質の4つの品質について設けられたさまざまなチェック項目をひとつひとつクリアすることで「Renoα(リノアルファ)品質」を満たすリノベーションマンションとなります。
さらに、内装仕様やカラーコーディネートもオリジナルで設定しデザイン性も追求することで、住み心地に配慮した高品質な住まいを目指しています。

「再生エネルギーの地産地消」に向けた実証実験

施設運営に必要な電力を再生可能エネルギー(風力・水力・太陽光)で100%賄い、CO2排出ゼロの施設運営を目指して、東京大学および会津スマートシティーエネルギー部会とともに、2021年より実証事業を開始しました。
【対象施設】会津・東山温泉 御宿 東鳳

太陽光発電システムの導入

物流施設開発事業においては、各施設の使用電力をクリーンエネルギーで賄うための太陽光発電設備の設置を計画しています。

LED化

水族館をはじめ、施設の照明をLED化することで、省エネルギー化を図っています。

エネルギー最適化

京都水族館は、太陽光発電システムや、先進的な換気システム、LED 照明の建物への導入などにより、CO2排出量を抑制した水族館運営を行っています。

環境配慮

自然と共存可能な地域環境の創造に寄与します。

ライオンズパッシブデザイン

マンションは、耐震性や断熱性、気密性が高い一方で、風通しが悪く、臭いがこもったり結露が発生するといったこともあります。そこで「古き良き日本の住まい」にならい、機械に頼ることなく風通しのよいマンションで快適な空間の実現を目指しました。

生物多様性保全の取り組み

大京では「ライオンズマンション」や再開発事業の初期計画において、敷地内に在来種を意識した植栽を行うとともに、周辺の緑地や街の緑をつなぐ植物や生物の中継地としての役割を果たすことにより、地域の自然を保全し、次世代につなげていく取り組みを始めています。そして、この取り組みを「エコロジカルネットワークPASS」として体系化し、生物多様性保全活動における体制を構築いたしました。
「つなぐ」「はぐくむ」「ささえる」を核とした「エコロジカルネットワークPASS」の推進により、住まう人の豊かな心の育みや、自然・地域との共生の実現を目指していきます。

工事現場での廃プラ・廃棄量削減と資源の循環プロセスを構築

大京穴吹不動産では、マンションのリフォーム工事現場において、オフィスビルなどから排出されたタイルカーペットを再資源化して製造された養生シートを首都圏の工事現場を中心に順次導入していきます。
この養生シートの導入により廃棄量の削減や従来のブルーシート使用時に比べ、CO2排出量の約57%削減を可能にします。
また、耐久性や安全性にも優れており、共用廊下の床などにも馴染む色合いで、工事中でもマンションの美観を維持します。
今後も環境に配慮した事業を推進し、サステナブルな社会の形成に貢献してまいります。

3R活動によるゴミの削減、リサイクルの推進

大京アステージ・穴吹コミュニティでは、積極的にゴミを削減する3R活動(ゴミの削減「リデュース」・繰り返し使う「リユース」・生まれ変わる資源ゴミの分別「リサイクル」)を実施しています。ご入居者特典付きのリサイクルや買取・収納サービスをお客さまへ提案し、日々の暮らしのなかで意識と行動を少し変えるだけで、一人一人がサステナブルな社会づくりに貢献できる仕組みを目指します。

プラスチックごみの削減

水族館事業では2019年より館内のカフェで使用するプラスチックストローを廃止し、紙ストローを使用しています。ショップではビニール袋から紙袋へ、カフェではプラスチックコップから紙コップへの切り替えなど、環境配慮型資材の採用を順次実現しています。また食品生ごみなどのフードロス削減にも取り組んでいます。

安全・安心・快適性

お客さまにとって、快適で安全・安心な商品を提供します。

クレンリネスポリシーの策定

「衛生管理」「三密回避」「従業員の健康管理」を重点項目として掲げ、運営・サービス指針(クレンリネスポリシー / Cleanliness Policy)を策定し実践しています。

  • 全施設に「衛生推進責任管理者」を任命し、クレンリネスポリシーの遵守徹底を管理しています。
  • 従業員向けにアロマミストスプレーを導入しました。常にマスク着用の従業員のストレス低減を図り、お客さまに最高のサービスをお届けします。
  • キャッシュレス決済システムを導入しました。※順次導入を進めています。
  • 温浴施設やレストランの混雑状況をお手持ちのスマートフォンなどから確認できるシステムを導入しました。

【導入施設】 ORIX HOTELS&RESORTS全施設

ライオンズスマートボックス

「ライオンズスマートボックス」は、大京と、株式会社フルタイムシステム(本社:東京都千代田区、社長:原 幸一郎)と共同で開発した宅配ボックスです。フルタイムシステムの提携事業者が、専用ICカードを使用して玄関先まで配達物をお届けするため、居住者はマンションのエントランスまで足を運ぶ必要がなく、自宅玄関で配達物を受け取れます。3つの収納スペースにより、クリーニングや食品など種類の異なる荷物にも対応できます。宅配ボックスの最上段には、停電時にも解錠できる防災備蓄品専用の収納スペースを設け、在宅避難時に備えます。

顔認証やワンタイムキーによる入館管理システム

大京アステージ・穴吹コミュニティでは、自社が開発・推進するデジタルトランスフォーメーション(DX)による「次世代型マンション管理サービス」の一環で、顔認証やワンタイムキーを活用した入館管理システムの運用開始に向けて検討を進めています。
現状、共用部の清掃や設備点検などで当社の協力会社がマンション内の作業エリアへ立ち入る際に、管理員が開錠などの現地対応を行っています。
今回の入館管理システムの導入により、顔認証やワンタイムキー設定によってセキュリティを確保しつつ、管理員の立ち会いなく入館管理を効率的に行うことが可能になります。
また、入館管理システムと連動した専用アプリを当該協力会社の作業員と共有することで、管理会社宛てに作業の完了報告を迅速かつ効率的に行えるようになります。

認知症サポーター

大京アステージ・穴吹コミュニティでは、入居者の高齢化を背景に、特に認知症に対する正しい知識を習得させる目的として「認知症サポーター養成講座」の受講を推進しています。
受講者からは、「認知症を正しく理解できた。認知症が疑われる方への対応方法を理解できたので自信がついた」、「当事者やご家族の立場がより理解できた」などの感想が上がっており、1 人でも多くの社員・管理員が認知症を正しく理解し行動することが、居住者の安心に繋がり、進展する高齢化社会に対する取り組みにも寄与するものと位置付け、今後も継続的に取り組んでいく予定です。

「ずっとずっとサポート」のサービス内容を拡充

マンションストック数の増加にともない、大規模修繕工事の需要も増加しておりますが、特に近年は、高経年マンションの大規模修繕工事の需要が高まっており、いかにして高経年マンションの建物維持保全を実現するかが課題となってきています。
そこで、大京穴吹建設は、高経年マンションなどの住まいに対してより大きな安心を提供し、適切な維持修繕の重要性をお伝えすることを目的に、2012年7月から実施している「ずっとずっとサポート」のサービス内容を拡充し、当該サービスを大京グループのマンション管理会社(大京アステージ・穴吹コミュニティ)が管理受託する全管理物件で利用できるようにしました。

ユニバーサルデザイン

オリックスグループが運営する水族館事業では、バリアフリー設計の展示観覧動線、ピクトグラムを用いた誘導サインなど、すべての来館者が快適に安心してお楽しみいただけるユニバーサルデザインを提供しています。

災害への備え

オリックスグループが運営する水族館事業では、独自の災害対策マニュアルを策定し、非常時誘導などを確認する防災訓練を実施しています。また被災した場合に備え、館内には飲料水などの非常用備蓄品を確保しています。

地域共生

地域との共生を通じ、地域社会の発展に寄与します。

事業連携による次世代育成

京都水族館は、同市内にある京都市動物園、京都府立植物園、京都市青少年科学センターとの間で、包括連携協定を締結しています。「かけがえのない生態系に関する事業連携」「次世代への京都の自然環境の継承および体験・啓発」「幅広い情報発信と職員交流の推進」の3つを柱とし、1年を通して、ワークショップなどのさまざまなイベントを開催しています。

いきものの保護や水辺の環境を整備する取り組み

すみだ水族館は、墨田区の「万華池」で行われた「かいぼり」(いきものの保護や水辺の環境を整備する取り組み)に参加しました。水族館の飼育で得た知見を生かし、保護されたいきもの名の判定や記録作業を通じて環境保全に努めるとともに、地域の参加者たちとの交流を深めました。

再開発事業による地域活性化

大京は、「岐阜県岐阜市の市街地再開発事業」における分譲マンションの開発に参画しています。
高島屋南地区第一種市街地再開発事業(柳ケ瀬グラッスル35)は、再開発組合が施行者として岐阜市柳ケ瀬の南玄関口で推進している事業です。本事業は、岐阜市が設定した「まちなか居住重点区域」の中心となる柳ケ瀬エリアに位置する「住、商、公」、官民一体の地上35階建ての複合再開発事業です。1、2階は商業施設、3、4階は岐阜市が整備する公益的施設、分譲マンション「ライオンズ岐阜プレミストタワー35」は5階~35階に位置します。柳ケ瀬エリアのランドマークとして、中心市街地活性化の実現を目指します。

オリックス・ロケーションサービス

別府、会津、京都において、フィルムコミッションや地域の施設と連携しながら、映画やドラマ、CMなどの映像作品の誘致を行い、作品を通じたツーリズムを実施しています。2006年からの撮影受け入れ総数は2,800件を超える実績を有しています。
【対象施設】
・会津・東山温泉 御宿 東鳳
・クロスホテル京都
・別府温泉 杉乃井ホテル

地産地消

地域に眠る観光資源を発掘し、地域と共に創出していくことを目的に、「地域共創プロジェクト」を始動しました。全施設に任命した地域共創担当者を中心に、新たな取り組みにチャレンジしています。

  • 新たなメニュー開発
    ORIX HOTELS & RESORTS全施設のシェフによる、地域の産物を活用したワンスプーンレシピを開発しました。
  • 芦ノ湖漁業の歴史を学びながら、わかさぎ一品料理と地ビールをお楽しみいただけます。
    (箱根・芦ノ湖 はなをり)

地域資源・文化芸術の保護

  • 「箱根強羅 大文字焼」の清掃、点火業務にボランティア参加しています。
    (箱根・強羅 佳ら久)
  • 熱海海上花火大会のコンテンツをVR画像で撮影し、コンテンツを提供しています。
    (ホテル ミクラス)

振り込め詐欺被害防止アドバイザー

マンション管理事業を手がける大京アステージは、警視庁から「振り込め詐欺被害防止アドバイザー」を受嘱しています。入居者との日頃の接点も多い管理受託物件に勤務する管理員など約3,000名(2022年3月末時点)が「振り込め詐欺被害防止アドバイザー」講座を受講し、マンション居住者への情報提供、注意喚起、啓発活動を行っています。

「オレンジリボン運動」の講習を全社員に展開

大京アステージ、穴吹コミュニティでは、両社が管理受託するマンション内での子ども虐待をなくすことを目的に、まずは社員が正しい知識を持ち、適切な対応ができるようになることが最も重要であると考えたことから、当該講習を全社員に展開することといたしました。「オレンジリボン運動」は、子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、子ども虐待のない社会の実現を目指す市民運動です。オレンジリボン運動を通して子ども虐待の現状を伝え、 多くの方に子ども虐待の問題に関心を持っていただき、市民のネットワークにより、虐待のない社会を築くことを目指しています。

出張授業

すみだ水族館は、墨田区教育委員会事務局が主管する学校支援ネットワーク事業に参画し、墨田区立の小学校で出張授業を行っています。2019年は3校で全6回、約220人の児童を対象に、いきものについての授業はもちろん、環境教育や道徳の要素を含めた総合学習を行いました。2020年は、オンラインで区立の小学校と交流し、児童によるすみだ水族館のPR動画制作へのサポートを行いました。
京都水族館は、京都市内の小学校で出張授業を行っています。2019年は23校で実施し、約1,500人の児童が参加しました。京都の川の象徴的ないきものであるオオサンショウウオを題材に、大きさや重さを再現した実物大のぬいぐるみやワークシート、映像などを用いて、体感しながら学べる授業を実施しています。2020年度は初めてオンラインで授業を開催しました。

修繕工事イベントの開催

マンションの修繕工事を手がける大京穴吹建設では、工事の実施にあたって居住者への説明会開催に加えて、近隣住民への説明会も適宜行い、工事への理解を深めていただいています。その一環として、居住者の子どもたちを対象とした「外壁塗装体験とタイルへのお絵かきイベント」を開催しました。イベントを通じて子どもたちにも楽しみながら工事に興味をもってもらいたいという目的で実施しています。

飼育と保全活動

水族館事業では、動物福祉に配慮した環境と手法でいきものを飼育し、「種の保存」や「教育啓蒙」などの保全活動を行うことで、いきものへの関心や地域の自然への理解を得る機会を提供しています。
また地域に根差した施設づくりのため地元の自治体が推進する地域活動に積極的に参画しています。

災害発生時の緊急避難場所

オリックス不動産が所有する以下の物件では、地元自治体と協力協定を締結し、災害発生時の緊急避難場所や、帰宅困難者発生時の受け入れ施設として登録しています。
松伏ロジスティクスセンター(埼玉県北葛飾郡松伏町)
セミナーハウス クロス・ウェーブ船橋(千葉県船橋市)